目の眼について
『目の眼』は、骨董古美術の愉しみを伝える唯一無二の情報メディアです。
骨董・古美術というと、「難しいもの」と思われる方も多いかもしれません。でも実は、日本人ほど骨董・古美術を見たり感じたりする能力に長けた人たちはいないのです。かつて人の手から生み出されたモノが、千年、二千年という歴史の流れのなかで大事に伝えられ、現代に生きる私たちをも感動させる新鮮さと力強さを持っていることの驚き。
私たち『目の眼』は、そんな「美の力」を骨董・古美術を愛する愛好家、コレクター、アーティスト、美術館・博物館などの研究者、美術を学ぶ学生、美術商のほか、近年では日本美術、東洋美術に関心を持つ海外のファンにも、長く雑誌というスタイルでお届けしてきました。
創刊は1977年、A5判の小さな雑誌から始まりました。
好景気に沸いた時代で、日本文化への回帰がうたわれ、それまで一部の愛好家だけの趣味であった民藝や古窯や酒器など、日本の骨董・古美術が広く一般にも知られるようになり、雑誌『目の眼』は骨董・古美術のガイド役として愛好家や熱心な読者に支えられ、刊行を続けていきます。
2013年、文筆家の白洲信哉氏を編集長に招き、誌面を大きくリニューアル。それからあっという間の11年。2024年に『目の 眼』はもう一度生まれ変わります。創刊から半世紀にわたる日本の骨董・古美術事情や、蓄積してきた骨董・古美術に関する情 報を、紙とネットの双方から広く深くアクセスできるようにしました。
「目の眼倶楽部」というこのサイトには、超初心者向けの入門編から、研究者による最新成果の発表、知っておきたい骨董・古 美術界の動向まで、バラエティ豊かな情報を、従来の紙版雑誌、書籍、デジタルブック、Webコンテンツというマルチなかたち で集大成していきます。最新の情報収集から、書籍の購入まで、ぜひ自由にご活用ください。